もし「安全靴買ってきて!」と言われたら、どんな靴を買いますか?
作業靴と安全靴って何が違うのでしょうか?
2つの認識があると思うのでそれぞれ説明したいと思います。
安全靴と作業靴の違い1(一般的な誤った認識)
世間一般の方は安全靴と作業靴をどう区別しているでしょうか?
恐らくこんな感じだと思います。
【作業靴】・・・汚れに強くて洗いやすい、動きやすくて滑りにくい靴。
【安全靴】・・・つま先に硬いガードがついた作業靴。
作業靴というくくりはあって無いようなものです。
その靴を使う人が「これで作業しよう!これ作業靴!」と決めて使うものです。
客観的に区別するのは難しいですね。
安全靴については、つま先に鉄とかプラスチックの硬い覆いがあって、頑丈な靴だという共通認識があると思います。
ホームセンターのワーキングシューズのコーナーに行って、先っぽが硬ければ安全靴、柔らかければ作業靴。
一般的にはそういう認識だと思われます。
安全靴と作業靴の違い2(正しい認識)
上記の「安全靴」についての認識は、実は間違いです。
正しい知識は以下の通りです。
【作業靴】・・・上記と同じ認識。
【安全靴】・・・JIS規格(JIS T8101)の認証を受けた靴。
安全靴にはJISマークがついています。
JIS T8101の性能テストに合格して、品質が保証された靴のみが「安全靴」です。
「つま先が保護されているから安全靴」というのは間違いです。
「安全靴」という言葉は、日本工業規格(JIS規格)の中で定義された言葉だからです。
だから本来職場で「安全靴を使用しなさい」と言われたら、このJISマーク(JIS T8101)のついた作業靴を使わなければなりません。
まとめ
一般的には「安全靴」という言葉はあいまいな認識です。
でも正式な意味を知っておく事で、コンプライアンス順守での仕事ができます。
「安全靴」=「JIS規格」
これはしっかり覚えておきましょう。
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詳しくはこちらの記事で。
⇒ アシックスのウィンジョブってどんな安全靴?特徴やコンセプトは?