安全靴が欲しい人は「足を守ってくれる」靴を探しているのだと思います。
単なる作業靴ではなく、より安全な靴が欲しいのだと思います。
しかし保護具の知識がない初心者や女性は、どうやって安全靴を選べばいいのでしょうか?
「安全靴」または「プロテクティブスニーカー」を買うべし!
安全靴には規格というものがあります。
その規格によって、商品の区分が変わります。
以下の通りです。
◆JIS規格 ⇒ 「安全靴」と表記。
◆JSAA規格⇒ 「プロテクティブスニーカー」と表記。
◆規格なし⇒ 「セーフティシューズ、安全スニーカー」などと表記!
JIS規格またはJSAA規格の靴なら安心して履けます。
逆に規格なしの靴は、安いけど粗悪品も多いです。
「安全靴」+「JISマーク」の表記が確認できれば安心して購入できる!
「安全靴」と表記できるのは、JIS規格の認証を受けた製品だけです。
そしてその証として製品にJISマークが表示されています。
靴のベロの部分や靴底(裏)等にプリントや刻印で記されています。
JISマークのついた安全靴は安全性ピカイチです。
国家が認めた製品ですし、厳しい性能テストをパスした製品ですから。
迷ったらJISマークありの安全靴を買ってください。
どの安全靴が良いかわからないなら、ミドリ安全の安全靴がおすすめです。
超有名な老舗ですし、大手企業の工場でも使われています。
このメーカーなら間違いないです。
「プロテクティブスニーカー」+「JSAAマーク」の表記でも安心!
プロテクティブスニーカーも同様に、JSAA規格の認証を受けた製品だけが名乗れる区分です。
私ならJIS規格もしくはJSAA規格のモノを購入します。
規格なしの「なんちゃって安全靴」は買いません。
◆JIS規格の安全靴⇒買い!
◆JSAA規格のプロテクティブスニーカー⇒超買い!
◆規格なしのセーフティスニーカー⇒買わない!
あくまでも私の個人的な意見です。
でももし他人にアドバイスするとしても結果は同じです。
基本的にはJIS規格の「安全靴」をすすめます。
安全性能は一番良いです。
もし、運送業やとび職などフットワークを求められる職場で使うのであれば、JSAA規格の「プロテクティブスニーカー」をすすめます。
軽くて疲れにくく、クッション性や通気性などで安全靴以上の快適性があります。
デザインもカラーも豊富で、いまやJIS規格の安全靴よりも売れています。
JISマークもJSAAマークもない場合。粗悪品に気を付けよう!
規格なしの「セーフティシューズ」や「セーフティスニーカー」と称された靴はやめた方が良いと思います。
他にも「安全スニーカー」とか「先芯入り作業靴」などとも表示されています。
「JIS規格相当の安全性!」などとうたっているものもありますが、あやしいものが多いです。
安全靴とプロテクティブスニーカーはどっちが良い?
安全靴とプロテクティブスニーカー。
どっちも品質には問題はありません。
どちらが優秀かといえば・・・一概には言えません。
一長一短あります。
環境や目的に合わせて選ぶのが一番でしょう。
安全性重視なら安全靴(JIS規格)が良い。
安全性能だけでいえばJIS規格の安全靴が一番です。
表の素材が天然皮革(本物の牛革)なので、外からの衝撃にも強く耐久性もあります。
特に足の甲の部分を落下物から守りたい場合は、安全靴の方が安心です。
鉄板などの鋭いものを扱う場合はさらにプロテクターがついた物もあります。
自動車部品工場などでは、こういった頑丈な安全靴が使われている事が多いです。
快適性、フットワーク重視ならプロテクティブスニーカー(JSAA規格)が良い!
安全靴は大変丈夫で、外からの衝撃には強いです。
しかし、安全靴ならではのデメリットもあります。
それは「重たい」、「蒸れる」、「ダサい」などです。
このデメリットは主に「表の素材が天然皮革(本物の革)じゃないといけない」という条件によるものです。
働き方によっては、このデメリットが致命的になる場合もあります。
フットワーク重視の軽作業の場合がそれにあたります。
「重たい安全靴で走り回るうちに、足を痛めてしまった。」
「革製の安全靴で夏場の作業をしたら、靴の中が蒸れて水虫になった。」
「靴の中が蒸れて臭くて我慢できない!」
こんな状況では快適に仕事ができません。
過剰に安全性にこだわると、パフォーマンスが落ちてしまいます。
「いくら安全でも、足や体が疲れて仕事に支障をきたしたら意味なくない?」
「職場によって必要な安全性の度合って違うでしょ?」
「もっと通気性のいい、軽くて動きやすい安全靴ないの?」
「もっとデザインやカラー増やせないの?」
こんな現場の声を取り入れて作られたのがプロテクティブスニーカーです。
海外製の粗悪品ではなく、ちゃんと国が定めた基準に従いテストをして品質保証された「進化した安全靴」です。
もし職場で「JSAA規格でも良いよ」と許可が取れるのであれば、プロテクティブスニーカーを買ってみましょう。
まだ履いた事がないなら余計にそう思います。
プロテクティブスニーカーの選び方!
これまでは保護具メーカーが安全靴を販売していました。
しかし、プロテクティブスニーカーは違います。
アシックスやミズノ、プーマなどのスポーツ用品メーカーが沢山のプロテクティブスニーカーを販売しています。
靴の運動性能や快適性に優れたジョギングシューズのノウハウを安全靴に持ち込んだわけです。
その中でも現在圧倒的に支持されているのはアシックスというメーカーです。
そしてアシックスが出しているワーキングシューズブランドが「ウィンジョブ」です。
安全靴 売れ筋ランキング上位はほとんどウィンジョブ!
プロテクティブスニーカーをメーカーで選ぶならアシックスが良いでしょう。
人気はダントツ1位です。
ブランド名は「ウィンジョブ」です。
今やどこ見てもウィンジョブです。
主な特徴は「履き心地がよくて、軽くて通気性が良い」です。
かかと部分にはアルファゲルという有名な緩衝材が入っています。
基本性能はJIS規格とほぼ同じで、素材にメッシュ生地や合成皮革などが使われています。
まず試してみるならFCP106あたりが良いでしょう。
オーソドックスなタイプですが、抜群の履き心地です。
側面のメッシュが風をよく通します。
フィット感は抜群で足と一体化します。
重さは・・・ビックリするくらい軽いです。
「へぇーーーっ!」と思わず感嘆の声が漏れるくらいです。
ウィンジョブは女性向けの小さいサイズあり!21.5cm~
ウィンジョブは女性のユーザーも想定して、小さいサイズからのサイズ展開があります。
なんと21.5cmから0.5cm刻みで準備されているのです。
21.5センチなんて小学生でも履けますよね。
もちろん色も豊富だから女性でも選びやすいです。
他にもグリーン、ブラック、イエローなど色もたくさんあります。
ジョギングシューズのような履き心地はもう別世界です。
安全靴の選び方が分からないなら、まずウィンジョブをチェックしましょう。
ウィンジョブを売っている場所はどこ?
作業靴、安全靴といえばホームセンター。
しかしウィンジョブは近所のホームセンターにはあまり売っていません。
もちろん大型店舗に行けばあるかもしれません。
でもホームセンターは、ほかの怪しい規格なし作業靴がわんさか並んでいます。
分かりづらいし、店員の知識もイマイチです。
一番良いのは「○○ワーク」みたいな名前の作業着屋さんです。
ブランドを分けてしっかり陳列してあります。
ウィンジョブはどちらかというと高品質で高価な部類の作業靴です。
こだわりのあるお客さんも多く、作業着屋さんなら店員さんの知識も豊富です。
カタログももらえますし、品揃えは良いです。
私の近所の場合だと、FCPシリーズのほぼすべてが陳列してありました。
近場に作業着屋さんがあるなら行ってみましょう。
試し履きをして、カタログをもらえば満足度の高い買い物ができます。
アマゾンなら安い!試し履きもOK!
ズバリコレが欲しい!と決まっているのなら、アマゾンなどの通販で買えばかなり安くなります。
もし決まって無くても、アマゾンは靴の試し履きができます。
無理して買う必要もないので、気軽に送り返せます。
送料も無料です。
どのサイズが合うかわからない場合でも、複数サイズを頼んでいらないサイズを返品できます。
「prime」と表示があるAmazonプライム商品なら特に簡単です。
私も何度も返品していますが、気持ちよく対応してくれます。
安全靴は消耗品だからと安物で済ませる方もいます。
でもそのせいで膝や腰を痛めたり、ケガをする方もいます。
安物はとにかく足の疲れがひどいです。
ウィンジョブならまるで羽が生えたかのような履き心地です。
仕事は体が資本です。
家族がいらっしゃるならなおさら体は大切。
病院やマッサージに通うくらいなら、作業靴にお金をかけましょう。
あなたの身体にはそれだけの価値はありますから。